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もっとモノモノしいものかと思いきや、な〜んかアンチクライマックスな感じで記念すべき21世紀が明けた。新世紀のお正月はただ果てしなく食べ呑み続け、我ながら芸のなさに呆れました。元旦からまるまる3日間、実家でだらだらしていると、クリエイティビティとかやる気とかそういうもんが、体から蒸発していくのが実感できます。まあ、これこそが寝正月の醍醐味ともいえるかもしれませんが。新世紀にあたって別に何かすごい一念発起とか考えてたわけじゃないけど、こんなんだったら去年のミレニアムのほうが気分的には派手だったかも。冷静に考えれば、昨日と今日との差以上に変化するわけないんだけどね。たしか、H・G・ウェルズのタイムマシンていう小説で主人公がタイムマシンの実験するのも19世紀から20世紀になる大晦日という設定だった。やっぱり何かが起きそうな気がするからかな。
かくして現在は正月性胃拡張症候群からのリハビリ中。ただでさえ、我が家は年がら年中、誰かしら食事に来ていたり宴会してたりと食堂みたい。(もちろん、望むところなんだけど)そこへ、暮れからずっと怒涛のような宴会続き。さすがの?私もこれはすこし自重せねばと思ったのでした。とはいっても、断食するわけじゃない。しばらくは食べ過ぎに注意して通常モードを取り戻そうというだけのこと。それに正月用買い置きの食品に加えてお歳暮やお年賀の頂き物など、文字通り消化するのにはそれなりの時間と胃袋を要する。冷凍庫もまだ一杯だし、ワインもしばらくは買わずにすみそう。在庫豊富で安心安心。そうなんです、我が家は夫婦して在庫好き。ほぼ毎日消費するワイン、エスプレッソコーヒー、紅茶、スパゲッティ、ミネラルウォーター、オリーヴオイルにトマト缶などの食材はまとめ買いしてストック。気に入った銘柄の値段を常にチェックし、すこしでも安いもの探す。たとえば、定価2000円で売られているワインが1200円以下だったらまとめ買い。1400円の場合は見送る。(1300円の時は微妙だけど、在庫の状態による)後でもっと安いのを見つけるとくやしいので、できるだけ定価で買うことはしない。だんだん底値発見はちょっとしたカタルシス、家庭内でゲーム化しつつあり、あの店ではイチキュッパだったよ〜とか報告して手柄を争うようになる。仕事の打ち合わせへ向かう途中、すごい底値売りを発見した時のあせりといったら!まさか、スパゲッティの詰まった袋をぶら下げていくわけにいかないしね。そういう時、後から行ってみるとゴソっと買われてなかったりするところをみると、同じような動きをしている人が多いのではと勘ぐってしまう。今世紀始まって以来のセコい話。とにかく今は在庫豊富なので、ヘンに底値など発見したくない気分。ああ、でもここのとこエスプレッソコーヒーのいいカンジの値段に巡りあってない。あと1パックでなくなる前に、なんとか見つけなきゃ。 |
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