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04/12
旅の服
ヴェネツィアへ出発まであと1週間。例によって、旅の準備をはじめるも、元来おそろしく貧乏性のわたしはあれこれ心配し始めて、うきうきというよりもそわそわ落ち着かなくなっています。過去のダイアリーをチェックすると、VIAGGIO BLUだのと毎回旅の前には同じことをいっているようです。この時期に行くのは。2009年の5月ぶり。旅支度は衣更えと同時進行となるので、ひと仕事。とりあえず候補の服をいったんあれこれ広げてみてから、着回しのきくコーディネートを考え、取捨選択していくとまとまりやすい。女性誌の「着回しのきく春コーデ集」的な、特集ページを作ってみるようなつもりで。私はやたらと物持ちがよく、同じ服を長く着る性格。おまけに好みがかなり一定なので、新しく買い替える時も同じような服のことが多い。つまり、いっこうに代わり映えしないわけ。と、3年前もこれまたまるっきり同じ発言をしているので、我ながら笑ってしまう。以下引用。

「例によってせっせと旅の準備を始めている。5月に行くのは4年ぶり。久しぶりなので、この季節の服装計画の参考にしようと以前の写真をチェックして驚いた。なんと私ときたら数年にわたってほとんど同じ格好をしているではないか!微妙に買い替えているものの、基本のところはほぼ同じジーンズにTシャツなんである。元来やたらと物持ちがよく、気に入るとずっと同じのを着続ける性質なので、20年くらい愛用しているシャツやスカーフなんてざらだ。流行に関係ないベーシックな服や色が好きだから、新調しても印象は一定のまま。特に旅行中のワードローブは動きやすく着回しがきくことを第一に考えるので、ともかく代わり映えしないこと限りなしだ。」

さて、気を取り直して、服装計画続行。旅の服といっても、基本は機能的で動きやすい普段着と一緒なんですが、並べてみるとやっぱりボーダーが多いなあ。色は黒、グレーのモノトーンベースに大好きなグリーン系のさし色が定番。好きな色は気持ちが落ち着きます。同じ服でもスカーフひとつで気分が変わり、温度調節もできるので何枚かあると便利です。旅行の時はいつにも増してユニクロのボトムスが活躍します。今回は黒のレギンスパンツを新規にゲット、裾丈をレギュラーと短めの七分丈にして2本買いました。白いのも1本買い足そうと思っています。パンツ類は試着が必要だったり、旅先でぴったりなものを調達するのがむずかしいので、日本で揃えていく方が無難です。それから靴下は圧倒的に日本製が優れていて、お土産にしても喜ばれるので、いつも多めに持っていきます。特にバレエシューズのようにベルトのあるタイプのミニソックスは、イタリアにはないので人気。前回お土産であげたサンドラからリクエストがきているくらい。ベーシックな着回しのきく服を持っていき、旅先での楽しみとして、テンションアップにもなるような、ぱあっと明るい色のシャツなどを現地調達することにしましょう。去年フリーマーケットで買った水玉のレトロなワンピースも持っていってみようかな。レーヨン素材でシワにならず、小さくたためるし。東京ではあまり着るチャンスがないけれど、イタリアでは夕方のパッセジャータの時に着る、散歩用の服という需要があるのです。よそいきほど仰々しくなく、ちょっと女らしい気分にひたれるような服です。それから、わたしたちは旅といっても、マンマの家や友人の家に居候するので、家で過ごす時のリラックスウェアも必須。レギンスとゆったりめのシャツのセットなどです。ともあれ、旅支度に頭を悩ませるのも久しぶり、もうしばらく楽しまなくてはね。