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料理のレシピ
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ボリート・ミスト
1. 牛スネ肉、豚肩肉、骨付き鶏(丸鶏でもいい)を用意します。カタマリ肉は煮崩れても大丈夫なように、タコ糸で成型しておきます。香味野菜としてタマネギ半個、縦割りニンジン1本分、セロリ1本分とパセリの茎などはタコ糸でしばってブーケガルニに、ローズマリー、ローリエ、タイム、粒胡椒などハーブスパイス類はティーバッグ用の袋などに入れ、スープの中に散らばらないようにしておく。
2. 豚肉のミルクロースト煮込み用の鍋に香味野菜と肉を入れ、すべて水から煮ていく。水が沸いてくると、アクが出るので、こまめにすくい取る。このまま、弱火で約1〜1時間半煮る。
3. 豚肉のミルクロースト煮込んだスープを別の鍋に取って、つけ合わせにする野菜を煮る。棒状にしたセロリ、ニンジン、ちりめんキャベツや小玉ネギなどを入れて、柔らかくなるまで煮る。カブは早く煮えるので、時間をずらして後から入れるように。じゃがいもはとろけてしまうので、あまり入れませんが、入れるならこれも後から。
4. 肉の鍋の方は、その後さらにとろ火で2時間ほど煮る。目安としては、持ち上げると肉が崩れてくるくらい柔らかくなるまで。その間、アクは取り続けること。
5. さらにまた別の鍋に、スープだけを取り出し、塩、胡椒で味つけをしてブロデットにする。カペッリーニなどのパスタを直接入れて、浮き実にします。
6. ソーセージを入れるときは、ブロデットを取った後の肉の鍋に入れます。これは、あたためる程度。ソーセージから塩味が出るので、味をみながら、ほんの少し塩を入れて調整します。
7. 豚肉のミルクローストまずプリモピアットとしてブロデットを食べ、セコンドとして茹でた肉類を盛り合わせ、野菜は別皿に盛ってコントルニにします。フレンチマスタードとグリーンソース(瓶詰めのバジルペーストにイタリアンパセリのみじん切り、レモン汁を加えて作る)を添える。

ボリート・ミスト(ミックス茹で肉)の場合は、数種類の肉を用意しますが、もちろんミストでなく、鶏、牛肉などそれぞれ1種類の肉でもボリートにします。ボリートはイタリアでは、大勢が集まる時の冬のご馳走の定番。肉を独立して煮込み、澄んだスープをとって、ブロデット、肉、野菜を別々に食べるのがポイント。肉と野菜を一緒に煮込んだポトフのようなシチューと一見似ていますが、味はかなり違います。肉のブロデットはきりっとシャープな味が身上。ボリートの時は、他においしいチーズとサラダを用意するくらいでオッケーなので、準備が楽です。しかも大鍋で作り、はじめはそれぞれの味を楽しみ、余ったら鍋をひとつにしてポトフ風にし、さらに残りをミネストローネや茹で肉のサラダにしたりと、数日間はリサイクルして食べまわし?できる、主婦にとってはありがたい料理です。