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我が家では大掃除がありません。大掃除はしたくないからです。できるだけ最小の掃除で最大の効果を生みたいということで考えた結果、なんとなくシステムらしきものが出来ました。毎日のルーティンの掃除を基本に週1回、月1回の掃除。それと、最も肝心なのは、汚れやゴミを見つけたらすぐに拭き取るか、捨ててしまうこと。後回しにするほど掃除はおおごとになります。すぐその場なら、秒単位ですむ。それには、掃除の道具をさっと出せるようにしておくことも大事。もうひとつのポイントは家の中のモノに定位置を与えること。場所さえ定まっていれば、使ったらもとに戻せばいいのです。単純なことですが、継続こそが効果を生みます。そうそう、それから引っ越しの時、盛大にモノを処分したことも大きい。引っ越しは暮らしをクリーンアップするまたとないチャンスです。 |
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毎日の掃除はごく簡単。朝食の後、洗濯機を回しながら約15分間。ゴミをまとめたり、主に洗面ボウルやトイレなど水まわりの拭き掃除。仕事がとても忙しい時はしませんが、このルーティン掃除になにかプラスワンします。例えば、家中のドアの把手とスイッチプレートだけ磨くとか、換気扇のフィルター交換。カップの茶シブを抜くとか、ベッドカバーやクッションカバーの洗濯など。当然ですが1日ひとつやれば1週間で7つ、確実にきれいになってるというわけ。いっぺんにいくつもやろうとすると億劫になってしまいます。「今日はシーツとピローケース洗濯したからOK」という具合です。 |
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バスルームが汚れていると暗い気分になるので、こまめにメンテナンス。とにかく水気を残さないことに尽きます。バスやシャワーは使ったら、窓ガラス拭き用のスキージでタイル面やガラスの水気を取ります。バスタブはバス専用洗剤をブラシにつけ、軽く洗い流すだけ。出しっぱなしでもかっこいいブラシをはりこんで、すぐ手に取れるようにしています。洗面ボウルも1日1回洗剤でさっと洗うほか、使うたびに乾いた専用タオルでくるくると水気を拭き取ってしまいます。拭き取り用タオルはすぐ使えるように掛けてあるので、ついでに鏡も拭いちゃえば、わざわざ磨く必要もなし。慣れてしまうと面倒ではないし、ほんとにあっという間です。バスルームはすべてタイル貼りですが、この水気拭き取り作戦に加え、グレーの防カビ剤入りの目地なのと、換気の窓をつけたせいかカビが発生することはありません。 |
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最も使用頻度が高いキッチンこそモノの定位置をはっきりさせておくことが大切。料理をしながら、使い終わった道具などはどんどん片づけていき、出来上がった時はある程度片づいているというのが理想的。ここでも拭き取り作戦が基本です。ふきこぼれや飛んだ油なども、すぐに拭き取れば簡単。夕食後の片づけはだいたいイサオ君が手伝ってくれるので速効。洗って拭いたはしから食器を戻せば、いつもキッチンは初期設定モードです。 |
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やや念入りな掃除は週1回、土日のどちらか。掃除機をかけるのはイサオ君の担当。そのほか、フローリングの床拭きや窓ガラスなど面積モノはみんな男の仕事です。その間、ふだんよりややていねいな拭き掃除と水まわりの掃除をしておしまい。所要時間はふたりがかりで約30分。 |
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月1回と決まっているわけではないけれど、およそこれくらいのタイミングでふだんできない片づけものをします。例えば雑誌の整理、トランクルームや納戸の片づけ。ストーブやじゅうたんをしまうなどの季節もの。一番最近は玄関の靴戸棚を整理しました。ここでも、なにかテーマをひとつに決めることが重要。あれこれやろうとすると大変で、結局モノになりません。
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